歌舞伎蝶日記

主に歌舞伎について。それ以外の舞台・ミュージカルも。萬屋・播磨屋・中村屋、加藤和樹がメイン。

「レディ・ベス」再演発表につき歓喜しています

 私にとっても思い入れのありすぎる作品です。大好きな加藤和樹さんの帝劇初出演作。(しかも、タイトルロールのお相手役!)そして、就活中に私を支えてくれた作品。フォトオンステージも当選しましたし!

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ぶっちゃけストーリーに関しては、腑に落ちないこともたくさんあります。翻訳が微妙なところも多々あります。でもね、私はこの作品が大好きなんです。

ちなみに、再演キャストは下記の通り。メインは初演と変更なしですね。

レディ・ベス:花總まり平野綾(Wキャスト)
ロビン・ブレイク:山崎育三郎、加藤和樹(Wキャスト)
メアリー・チューダー:未来優希、吉沢梨絵(Wキャスト)
フェリペ:平方元基、古川雄大
アン・ブーリン和音美桜
ガーディナー石川禅
シモン・ルナール:吉野圭吾
キャット・アシュリー:涼風真世
ロジャー・アスカム:山口祐一郎

加藤和樹が帝劇に!

ホタルノヒカリ」(2007年)で惚れて、大学生になってバイトを始めてからは舞台も観に行くようになり、「オセロ」(2013年)でFCに入ることを決意。FCに入ってからの日は浅かったものの、中学生の頃から好きだった私は「帝劇出演決定」を聞いて感無量でした。
ただ、嬉しかった一方で、不安もありました。帝劇はまだ早いんじゃないかって思っちゃったんです。しかも、Wキャストのお相手はいっくんこと山崎育三郎さん。小学生の頃にミュージカルデビューした実力派イケメンという、もう完璧なミュージカル俳優。いっくんのことも好きだったけど、比べられることが怖かったです。でも、始まる直前は自分の就活のことで精一杯で、心配する余裕なんてありませんでした。息抜きとして楽しみにはしてましたが。
そんなこんなで、「レディ・ベス」がスタートします。my初日は、プレビュー公演2日目。和樹さんがロビン。帝劇ロビーに和樹さんの顔写真がばーんって存在するだけで、うるうる。ロビンが最初に登場しただけで「和樹さんが帝劇に立ってる…!!」と感動して泣きました。

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すぐ近くにリーヴァイさんがいらっしゃって、それでも感動しました。だって、私、「エリザベート」を筆頭に、リーヴァイさんの作品が大好きなんだもん。

こうして始まってみれば、最初は固く感じたものの問題なんてなかったし、タイプの違う2通りのロビンを楽しめました。

励まされる歌詞の数々

2014年の就活は、4月1日解禁。もちろんそれ以前から面接はありましたが、やはりピークだったのは4月に入ってから。12日のプレビュー公演も、土曜日なのにも関わらず、公演後には急いで面接に向かう予定でした。(その前に内定をいただき、そこは志望度低かったので結局辞退しましたが。)私の就活は6月まで続いたので、GW中にリクルートスーツを着て観劇したことも。(ちなみに、育ロビン&boysによるお見送り回。)

私にはやりたいことがあったけれど、その業界はどの企業も内定者数が少なく、狭き門でした。ESからだいたい面倒で、面接時間も長いことが多く、選考プロセスも多い…そんな傾向にある業界。合宿選考もあったし、ESの合格通知が来たと思ったら次はレポート課題だった、なんてこともありました。一般企業よりも長い闘いです。
企業に落ちるたびに、レ・ミゼラブルの「On My Own」を聞いて泣いていました。いやーあれ、本当にお祈りソングですよ。「だけど道はある♪泣」「あの企業、私をいらない♪泣泣泣」
周りが就職先を決めてどんどん就活をやめていく中、就活を続けるのは辛くて苦しくてしょうがなかった。しかも、母親にはその道を反対されていました。(父親は「好きにしなさい」というスタンスでしたが。)
そんな状況で、私を支えてくれたのが「レディ・ベス」です。

心は私のもの 窓なんてない 覗けはしない
秘めた想いを あなたは知りえない

あなたが望むような 人にはなれない
私の人生だもの 私が支配者

人生は一度きり 自由に生きろ

絶望の縁でも 見極め闘う

泣くのは少女よ 私は王女なの
中傷や無礼に立ち向かう

恐れや怒り、涙をこらえ
どんな試練も乗り越える

いつか勝利の日が来る

大人になるまでに 通る道のりがある
喜びもあれば 傷つくこともある

こういった歌詞に勇気づけられていました。自分のやりたいことをやるために、挫けずに頑張ろうと思わせてくれました。リーヴァイ作曲の歌って、歌詞と一緒に心に響いてそのまま耳に残って、何回か聞いたらもう覚えてるんです。だから、CD出る前も脳内再生してました。

もちろん、歌だけでなく、帝劇で立派にロビンを演じる和樹さん自身にも励まされました。

あとは、和樹さんの「EASY GO」をよく聞いてました。歌詞のどれもが、就活中の私にぴったりだったんです。その名残もあって、今でもライブでこの歌がかかると、泣いちゃいます。

帝劇に立っている姿も、「EASY GO」も、他の人だったらここまで響かないと思うんです。和樹さんだったから、私は大きな力をもらいました。決して順風満帆とは言えない道を歩んできたと知っているし、人柄を知っているから。あくまでも俳優としての人柄ですが。

お陰様で私は就活を乗り切り、志望度が高かったとはいえないけどギリギリその業界の企業から内定をいただくことができました。内定をいただいた後も、お給料やライフスタイルのことを考えて、本当にその道に進むか否か、迷いました。悩みに悩んだ末、選んだのは、薄給覚悟で夢の業界。お陰様で、私は観劇貧乏です。

内定式の3日後、握手会で「今年の就活中、ベスと和樹さんの歌に支えられて、内定がもらえました」と報告。「おめでとう」と言ってもらえました。さらに!ありがとうございます、とお礼を言って手を離そうとすると、手を離さずさらに「頑張ったね」って言ってくださったんです。感激でちょっと泣きながら帰りました。笑

入社して2年目。少しずつですが、夢も叶えています。

 

なんかベスの話じゃなくて和樹さんの話になっちゃったけど…とにかく、私を支えてくれた「レディ・ベス」が再演されること、そして、再演でも和樹さんがロビンを演じられることが、本当に嬉しい。「1789 -バスティーユの恋人たち-」の主演を経て、また成長した姿を見せてくれることでしょう!「真田十勇士」や「フンラケンシュタイン」もあるしね。

 

関連リンク

帝国劇場 ミュージカル『レディ・ベス』

帝国劇場 ミュージカル『レディ・ベス』(2014年版)


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